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オフショア☆~風を感じて駈けだしたことありませんか?~

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『燐火』 .。.:*連載 ブログ小説・゚☆.。.:*・ 第三部「凛華」--第一話




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ブログ小説
 
『燐火』

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第三部「凛華」--第一話



緋衣:ねぇねぇ!お兄ちゃん!あたし緋衣ってゆうの!
お兄ちゃんわ?


山手:お‥俺は、山手鉄蔵だ。


じゃ、てっちゃんね☆ てっちゃん今日は、ちっと緋衣と遊ぼうね☆


山手は、緋衣のくったくのない顔を見て、美梅を思いだした。

(まるで‥美梅といるようだ。しかし…)

いや、俺はそんなつもりで、ここへ来たのでは…


えっ・・・・そなのん。。。


悪いが。


そんなぁ緋衣つまんなーい。。。。


緋衣は、ほっぺたを膨らませて、壁の方を向いてしまった。

その姿は、あの時の美梅。。。

ごめんごめん緋衣ちゃん!ちっとじゃなくて、いっぱい!いっぱいお話ししようかっ!!


はいっ!


緋衣は笑顔で振り返った。

山手は、そんなけな気な顔を見ていると、心が高揚するのであった。

ねーねー、緋衣ね。この間、花火やったの!手で、こぉ持って…パチパチするんだよぉ

線香花火ってゆうんだって!こうやって…

パチパチ パチパチィ~☆


緋衣は線香花火がはじける様子を手と顔で真似て見せた。

山手は、その姿が可愛くてたまらない。

ハッハッハッハ!緋衣ちゃんおもしろいね☆


+。゚○・。.*゚・。.:.+゚・:..・。*・゚:.・○。.゚+。゚○・。.*゚・。.:.+゚・:..・。*・゚:.・

美梅:あーぁ、最近てっちゃん来ないなぁー

どうしたんだろ?


梅吉:山手さんもお役目が忙しいんでしょ。

でもなぁ。美梅に会いに来れないなんて、なんかあったのかなぁ…

お身体の具合でも悪くして、寝込んでないかなぁ。そだ!おうちまで行ってみようかなぁ。

父ちゃーん!てっちゃんのおうち教えて!


知らね。だいいち急に押しかけちゃ、山手さんだって迷惑だよ。

女でもいようものなら… ハッハッハッハ!


バカァ。父ちゃんの意地悪!てっちゃんに限って、あたし以外の女(ひと)を好きになることなんてないもん!


美梅、頬を膨らませて、壁に向かって、ちょこんとしゃがんでしまった。

+。゚○・。.*゚・。.:.+゚・:..・。*・゚:.・○。.゚+。゚○・。.*゚・。.:.+゚・:..・。*・゚:.・


F1005507.jpg




てっちゃん、緋衣待ってたのぉ!


奥から緋衣が小走りで迎えにきた。

んとね。今日はね☆ 緋衣てっちゃんのためにお唄を練習したの。お唄聞かしてあげるね!


ぇえ!そうなのぉ!!俺のために…うー嬉しいよ!


やったぁ!


緋衣は両手を上げて飛び上がって…

じゃ歌うよ。えっとぉ…  ん? あれ? なんだっけ? えーんなんだっけ??

ね、てっちゃん緋衣なに歌おうとしたんだっけ!?

あーん、わかんないー。。。


与平:太夫離れでやっておくんなさい。店先ですよ!

だってぇわかんないんだもーん。あ、よっちゃん知ってるでしょ!


知りません。ささ行った行った!


もお!よっちゃんなんて、べぇ~だ!
てっちゃん行こ!!


緋衣はいつものように山手の手をひっぱって、離れに向かった。

ねぇてっちゃんほんとに知らない?うーん。。。あ!ひばりちゃん知ってるでしょ!


雲雀:なにかしら?

緋衣のおうたぁ!


あれじゃないの!まん丸お月さまぁ…はじめてぇ・・・


あ!それそれ!ひばりちゃん大好き!

あ!てっちゃんの次にね☆ てっちゃん早く行こ!また忘れちゃうかもだからぁハハハァ!


山手は無邪気にはしゃぐ緋衣がたまらなく愛おしい。

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絵恋:・・・さま。

野々村新之助:う‥うん・・・あぁすっかり寝てしまった。

きっとお役目のご苦労がたまっていたのでしょう。もぅしばしごゆるりとなされますか。


だが…そろそろ。


はい。


絵恋よ。おまえは、なんと聞き分けのよい。俺のことを好いてくれておるのに。

今まで会ったおなごなら、引き留めるところ・・・


わたくしも一緒にいとうございます。でも…

あなた様のおじゃまにならぬようにと。新之助様がなさいたいことが叶うのが、絵恋の幸せでございます。


新之助は、そんな絵恋が愛おしくてたまらない。

ぎゅっと抱きしめ、立ち上がった。

振り返ると、裾を引っ張り見上げる絵恋。その顔は今にも泣きそうな・・・

後ろ髪を引かれる思いで屋敷を出た。

花街を急ぎ帰る新之助。

・・・ちゃん!


新之助は、誰かに呼ばれたような気がしたが・・・

・・んちゃん!


声の方を振り返るが、客引きの女郎しかいない。しかし、何かを叫んでいるような。
F1005506.jpg


通りすぎようとすると…

しんちゃん!


えっ?


あたしよ。りん!


えっ…

・・・おりん‥ ちゃん。


おりんちゃんなのか!どうして!



おっ!ねえちゃん。俺が遊んでやろうか。へっへっへ


おりんは、新之助を気にしながら、その客を捉まえ、屋敷に招き入れた。

新之助は、その場に呆然と立ちすくむ。


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『燐火』 第三部 「凛華」第一話終わり。
  1. 2009/07/10(金) 00:15:39 -
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