オフショア☆~風を感じて駈けだしたことありませんか?~

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『燐火』 .。.:*連載 ブログ小説・゚☆.。.:*・ 第五部「勘太郎」--第六話




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ブログ小説 『燐火』 ~第五部「勘太郎」第六話~
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~第五部「勘太郎」第六話~

(今の時代。山手鉄蔵の物語)

山手:おっとここだ!緋衣いるかなー

番頭:おや!これは山手様。ご無沙汰しております。緋衣でございますね!おります。ささ、どうぞどうぞ!

山手:いやー、そのーなんだ。見回りだ。違うんだ。なんていうかぁ…

番頭:久しぶりで会うのが、お辛いのですね。大丈夫でございます。緋衣も首を長くしてお待ちしておりました!

番頭:ささ、どうぞどうぞ!

山手:あいや、そのちょっと、それじゃぁ…店の中の見回りをするかな、

山手は女郎屋の言われるがまま背中を押され、店に入って行った。
始めは困惑した面持ちであったが、途中から満更でもない顔つきになっていった。

番頭:緋衣を呼んできなさい。山手様がお越しになったと。

暫くして…

バタタタタ

てっっちゃーん!

バタタタタ、ガラーピシャ!

襖が開くと、そこには満面で笑みを浮かべる緋衣。

てっちゃーん!!

そう言うと…

緋衣:え‥え…

手で顔を覆い泣き始めた。

山手:緋衣、どうしたんだ?

え‥え……わーーーん

山手:緋衣、泣いてちゃわからん。どうしたんだ。
んん?


緋衣:だってだって、てっちゃんが緋衣のこと忘れて…

山手:忘れてなんかいないよ。ほら!ちゃんとまた来ただろう。

緋衣:きっと違う女のとこへ行ってたんだーわーーーん

違うよ違う。

山手はそう言いつつも、みうめの顔が浮かんだ。
そして、みうめにも同じ思いをさせたことを思い出した。
しかし、緋衣のいたいけな気持ちを現す姿に、押さえきれない感情を覚えるのであった。

てっちゃんのバカぁ、え‥え…

緋衣ごめんよ。

緋衣じゃないもん。姫衣だもん。

あ、

姫衣って呼んでくんなきゃやだもん。わーーーーん

姫衣、、、

もうどこにも行かない?

ああ、もちろんだ。

嘘だー、てっちゃんのこと待ちすぎて、ひい、首、長くなっちゃたじゃないかー

え、ええーーー!

ほら!

緋衣は、首を長く伸ばす仕草をして山手に見せた。

あああああ!首がなが‥

あはははは!てっちゃんひっかかった!

緋衣をひとりにした罰よ♪きゃははははは!

そんな緋衣を山手は愛おしくて仕方がない。



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(今の時代。新之助の物語)

野々村新之助:おい与平!絵恋はどこだ、絵恋を出せ!

与平:これは野々村様!突然に如何されましたか。

絵恋に会いたい、絵恋を出せ!

野々村様、気持ちはお察しいたしますが、本日はもう閉門の刻でございます。しまいでございます。

何!お前口答えするというのか!?いいから絵恋を出せ!

いくら野々村様のお申し出でもお聞きできないこともございます。

なにー!!!

新之助は、与平の胸ぐらを掴んだ。
しかし、すかさず荒々しいやからが出てきて、忽ち新之助を羽交い締めにした。

野々村様。ここは花街でございます。
大門が閉まりますと、ここは町奉行の力が及ばない町となります。
これ以上お騒ぎになりますと、二度と生きては出られないことにも…

ささ、どうぞお引き取りをお願いします。


+。゚○・。.*゚・。.:.+゚・:..・。*・゚:.・○。.゚+。゚○・。.*゚・。.:.+゚・:..・。*・゚:.・

(今の時代。新之助とみうめの物語)

みうめ:あ、新ちゃんだ!新ちゃん来てくれたのー!みうめ嬉しい♪

新之助は、絵恋が自分を裏切ったことにやり切れない気持ちでいっぱいだった。

また女郎屋に通う石田なら、身請けについて理解してくれると信じていた。しかし、ここでも反対され不貞腐れていた。とにかく酒が飲みたくて、みうめのとこに来たのだ。

みうめ:あれれ~、今日はてっちゃんと一緒じゃないのね。わかった、てっちゃんに内緒でみうめに会いに来てくれたのね♪やったー!

新之助:ああ、酒を頼む。

みうめ:あーい!

新之助は、店の中から道行く人をぼんやりと眺めていた。

月の光。人影はいろいろな姿に映った。

人が人として映るはずなのに、人ではないものに映る。
時として鬼や獣。
同じ人影でも、人がある(いる)場所で、違う影となる。影に見える。

しかし、確かに、その人はそこに居る。
人は、外見は変わらなくても、中見は、その時その場所でそれぞれ変わるものなのか。
俺も俺ではないのか。

“りん”に会っている時の俺。絵恋に会っている時の俺。
互いの女に悟られぬよう確かに違う俺だ。
俺も月影に照らされると違う影が映るのか。

しかし…


新之助は、りんの言葉を思い出した。

「あたしにとって、新ちゃんはとても大切なお方。あたし、夫婦って、一緒に住むことだけじゃないと思うの。心と心が結びついて初めて夫婦だって…
体は買われても、心までは買われていないの。」


りんは‥おりんちゃんは、すっかり外見が変わってしまった。

しかし、心は真っ直ぐなままだ。あの頃の“おりん”のままだ。

いったいどうして。

いったいどうすれば。

ここに居る俺は誰なんだ。



・・いやぁすっかりやられたなぁ。

ああ最初は調子よかったんだけどなぁ・・

そうそう、あの“四一(ヨイチ)の半”からツキが来たなぁ。

ああ、四一といえば、俺様の出目だ!与一(よいち)だから、四一!
まったくだハハハハハ


しかし、結局は、あれだ。あの四六(シロク)の丁。



第五部「勘太郎」--第六話 終わり


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  1. 2012/11/21(水) 00:15:01 -
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